8月以降は保険証が使えない?誤解しやすいポイントを確認!

今回のテーマは、

『<医療保険>8月以降は保険証が使えない?誤解しやすいポイントを確認!』です。

マイナ保険証への移行を促すため、2025年は健康保険証の廃止が順次行われる予定です。

自営業者などが加入する国民健康保険や、
75歳以上が対象となる後期高齢者医療制度に関しては、
今年の7月31日で保険証の有効期限が切れるケースも多いため、
8月1日以降の適切な対応方法を確認しましょう。

(※会社員の場合には、今年の12月1日までは、引き続き保険証を使用できます。)

□■━━━8月以降は「マイナ保険証」or「資格確認書」━━━■□

従来の保険証の有効期限が切れたあとは、
原則として「マイナ保険証」または「資格確認書」を持参して
医療機関を受診する必要があります。

「資格確認書」とは、マイナ保険証を持っていない場合でも医療機関を受診できるよう、
保険証代わりに発行される証明書(カード)のことです。

なお、後期高齢者医療制度では、マイナ保険証の有無にかかわらず、
すべての被保険者に対して「資格確認書」が交付されます。

国民健康保険の被保険者については、自分自身で申請が必要なケースもあるため、
お住いの市区町村へ確認しましょう。

【医療機関受診の流れ】

マイナンバーカード:あり

マイナ保険証:利用登録済み→マイナ保険証を使って受診

マイナンバーカード:あり

マイナ保険証:利用登録していない

現行の健康保険証:有効期限切れ→資格確認書を使って受診

マイナンバーカード:あり

マイナ保険証:利用登録していない

現行の健康保険証:有効期限内→現行保険証を使って受診

マイナンバーカード:なし

現行の健康保険証:有効期限切れ→資格確認書を使って受診

マイナンバーカード:なし

現行の健康保険証:有効期限内→現行保険証を使って受診

□■━━━従来の保険証は使えなくなる?━━━■□

制度改正に伴う混乱を避けるため、2026年3月末までは
従来の保険証でも保険診療を受けられるよう、
厚生労働省は各医療機関へ要請しています。

したがって、万が一「マイナ保険証」や「資格確認書」を紛失した場合などに備え、
少なくとも来年3月末までは、有効期限切れとなった従来の保険証も
保管しておくことをおすすめします。

□■━━━まとめ━━━■□

マイナ保険証の普及に向けて、従来の保険証は順次廃止されることとなります。

当面は「資格確認書」で代用可能ですが、
こちらもあくまで一時的な措置として位置づけられるため、
今後の対応方法について慎重に検討しましょう。